お知らせ2023.2.18
臨黄教化研究会を受講させていただきました
2/16・17の二日間で宗門の花園大学(京都)にて臨黄教化研究会(住職研修会)を受講させていただきました。 年に一度この時期に開かれる宗門の公式の研修会で、その時その時に応じて現在何が問題であるか?何をすべきかと言ったことを学び、考える講習です。 今回のメイン講義は『どうする、これから』、講師は円覚寺派管長猊下で花園大学学長の横田南嶺老大師でした。 猊下の我々に投げかけたお話しは熱量がとてつもなく高く、凄く気持ちが入っている講義でした。
講義冒頭の「何のためにやるか?→目的を明確にする」や、「まず我々が好きになる」「サービスの語源=キリスト教でミサ・法要のこと」「臨済宗の僧堂生活→言われたことしか出来ない・言われたことしかやらなくなる」というお言葉から始まり一気に引き込まれました。 その後もあまりにも鬼気迫る、本音の連続での講義でオブラートに包まれていない内容だったのでこちらには核心部分は書けませんが、この数年間、福応寺が進んでいる方向性は間違っていなかったと確信しました。 覚悟を以て取り組んでいるとはいえ、周りからの言葉に迷うこともありましたので、今回の講義のお言葉を宝物に、今後とも精進していきたいと思います。 猊下のお言葉をいただき、絶対にやらないといけないと改めて強く誓う機会になりました。
第二講義での大和証券法人コンサルティング部の副部長である佐藤様の講義は『データ(仏教に関する実態把握調査)を基に今後の寺院としてのあり方・取り組みを考察する』でした。 データ上から「若い方々が意外とお寺に好感を持っていること」や、菩提寺への満足度に関しては「環境」よりも「住職次第」であること、または全てにおいて言えるのは「きちんと伝える」ことが大切であるというのが分かりました。 意識をしている部分ではありますが、まだまだ至らないところも多いので工夫していきたいと思います。
その後の分科会では全国から集まった若手僧侶方と各派教学部長様方と前向きな熱い論議もたくさん出来て大変貴重な機会となりました。 出来れば地元の和尚様方ともこのようなお話しや価値観の共有をしてみたいなあと思います。 コロナ禍の難しい中、講義をして下さった横田管長猊下、大和証券の佐藤様、開催いただいたの臨黄合議所の皆様、本当にありがとうございました。